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伝えるとは「正しく比較させること」。迷いなき意思決定を導く標準化の極意とは?

自治体向けEBPMツール「Acrocity×BI」の設計思想②

Acrocity×BIでグラフを作成する際、「縦軸を原則としてゼロ起点にする」「横軸を年度にする」「直近10年分を初期表示する」という設計は、単にグラフを見やすくするためのルールではありません。自治体職員がデータを正しく読み取り、経年変化を把握し、業務上の判断につなげるための共通ルールとして位置付けることが重要です。

まず、縦軸をゼロ起点にするのは、データの大きさや差を視覚的に正しく認識できるようにするためです。棒グラフなどでは、縦軸の最小値を恣意的に設定すると、実際には小さな差であっても、グラフ上では大きな差があるように見えてしまいます。例えば、100と110という数値を縦軸100から始めれば、両者の差が非常に大きく見えます。一方、0から表示すれば、その差が全体の中でどの程度なのかを正しく把握できます。自治体のデータは、人口、出生数、税収、申請件数、事業費など、政策判断に直接関係するものが多くあります。そのため、グラフの表現によって利用者の認識が歪められないことが重要です。特に複数の部署が同じデータを利用するBIでは、誰が見ても同じ基準で大きさを比較できることが必要となります。

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https://lg-institute.gyoseiq.co.jp/blog/member/chief_47-2

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自治体事例集

小出篤
小出篤
昭和50年、千葉県生まれ。システムエンジニアとして住民情報システムの開発・導入、コンサルタントとして市区町村における情報システムの最適化・投資の適正化・人材育成・計画策定を経て、地方行政経営研究所 フェロー、合同会社情報政策リサーチ&コンサルティング パートナー、Code for Kanoya 代表、自治体のDXアドバイザーなどを務める。公共政策修士(MPP)、経営管理修士(MBA)。