Society5.0とは

 Society5.0(ソサエティゴテンゼロ)は新たな社会構造を指す概念です。

 縄文時代以前の狩猟社会、弥生時代以降の農耕社会、明治維新以降の工業社会、昭和後期からの情報社会の次に到来する社会変革とされています。それはもちろん、ある日突然やってくるものではなく、現在の情報社会が徐々に変容し今日のスタンダードが明日のスタンダードでなくなることを繰り返して全く異なる社会を出現させます。

出典:日本経済団体連合会『Society 5.0-ともに創造する未来-』(2018年11月)

 毎日のように起こる小さな変化に敏感でなければ、社会が変化していることに気付かないばかりか、情報社会が終わったことにも気付かない可能性があります。これを「茹で蛙」と言います。蛙は熱湯の中に入れられればすぐに逃げ出しますが、ゆっくりと温度が上がっていく水の中では逃げ出すことなく、いつの間にか茹で上がっています。また、「跳び蛙」という言葉もあります。情報社会さえも到来していない発展途上国などでは、Society4.0を飛び越しSociety5.0をいきなり実現させてしまうのです。このような蛙たちを横目に、皆様はどのような行動を採るべきでしょうか。

 Society5.0を先んじて実現するスマートシティを目指し、スマートシティを主導できるスマート自治体を目指すこととお考えになるかも知れません。その場合、Society5.0を正しく理解する必要がありますが、起こり得る変化とその先に実現する事象が混在して記載されている資料が多いため、難解になっています。

 以下に、「起こり得る変化」のみに着目したSociety5.0の解説を試みます。あくまでも当研究所の見解である点にご注意ください。








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