
読書で学力は上がるのか?EBPMで可視化した「読書量と学力」の意外な相関
学力調査及び図書貸出冊数を活用した分析
ある自治体の調査では、特に小学校において「家にどれくらい本があるか」「分からないことをすぐ調べることができる」「新聞を読んでいる」という質問にポジティブな回答をする児童は学力も高くなる傾向が見られました。K市の教育委員会では、小学生のうちに児童の活字への接触機会を増やすことが、その後の学力向上に寄与するのではないかとの仮説を立て、読書量と学力調査結果の相関関係を分析することにしました。
学力調査は小学校6年生と中学校3年生に対して実施されるため、受検した全ての児童・生徒が小学校5年生と中学校2年生に在籍している間、各学校の図書室でどれだけ本を借りたかを貸出管理システムからデータを抽出し、Acrocity×BIに登載して調べることにしました。
その結果、小学校国語の選択式問題では相関係数0.2813、短答式問題では0.4535、記述式問題では0.3194、知識・技能では0.4449、思考・判断・表現では0.3031といういずれも高い相関が認められました。小学校算数の選択式問題では0.1898、短答式問題では0.3004、記述式問題では0.0064、知識・技能では0.2579、思考・判断・表現では0.1182といったように必ずしも高くはありませんが、正の相関は認められました・・・
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