EBPMの誕生
EBPMの始まりは英国の「ナッジ」
日本では統計改革推進会議によって2017年からEBPMの推進が謳われるようになりましたが、その始まりは2010年の英国における「ナッジ」の取組に遡ります。
ナッジ(nudge)とは「ひじでそっと突く」、「そっと押して動かす」という意味で、行動科学の知見の活用 により人々がより良い選択を自発的に取れるように手助けする政策手法である。2017年のリチャード・セイラー教授のノーベル経済学賞受賞が話題となったり、新型コロナウイルス対策への活用がメディアで取り上げられるなど、近年国内でもナッジへの認知度が高まってきている。ナッジは、比較的少ない費用負担で市民の自発的な望ましい行動を促すことができることから、行政施策との相性がよいとされる。
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