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統計改革とEBPM



第1回統計改革推進会議

​​​​​​​第1回統計改革推進会議は2017年2月3日に開催されました。本会議の議長である菅官房長官は会議の開催に先立ち、「EBPM、すなわち証拠に基づく政策立案の推進体制の構築、生産面を中心に見直したGDP 統計への整備、GDP統計の精度向上等経済統計の改善、統計システムの再構築、統計行政部門の構造的課題への対応といった、抜本的な統計改革、一体的な統計システムの整備に向けた重要な課題について検討」すると挨拶しました。事務局からは「現状の問題点としては、統計等が政策立案に十分使われていない」「課題としては、これを徹底するための方針を確立すること、また、そのための体制を整備する必要がある」と説明されました。

本会議の検討項目として5つが立てられていますが、当時はEBPM以外の4つが注目されていました。しかし検討項目の一つ目にEBPMが位置付けられていたことは注目に値します。まだEBPMに対する国民の理解が追い付いていなかったと考えられます。


■続きは以下のページから

https://lg-institute.gyoseiq.co.jp/member/68920480-f42a-4850-b2fc-288e82b04db1


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小出篤
小出篤
昭和50年、千葉県生まれ。システムエンジニアとして住民情報システムの開発・導入、コンサルタントとして市区町村における情報システムの最適化・投資の適正化・人材育成・計画策定を経て、地方行政経営研究所 フェロー、合同会社情報政策リサーチ&コンサルティング パートナー、Code for Kanoya 代表、自治体のDXアドバイザーなどを務める。公共政策修士(MPP)、経営管理修士(MBA)。
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