福岡県八女市様
     EBPM活用事例

「思いつきのデータ収集」を変えたい。
客観的なデータ分析で政策課題の対策へ

福岡県八女市

総面積:482.44平方キロメートル(福岡県内第2位の広さ)
総人口:61,432人
世帯数:
25,283世帯

 所属:
総務課情報管理係
担当者:
中石義裕
 課題:データ収集・グラフ作成に時間がかかっており、分析できていない

※記載の情報は、2021年11月現在のもの
導入の背景
  • 働き方改革への対策が必要
  • データ収集・グラフ作成に多くの労力がかかっている
導入の決め手

 

  • RESASのデータではスパンが長く、データの粒度が合わない
  • より細かな住民情報データを利用して一元的に確認できる
導入後の効果

 

  • データ抽出の依頼件数が減ったため、作業負荷軽減につながった
  • 複数のデータを見比べることで、より深く客観的にデータを分析できるようになった
  • 思い込みや経験則に依存せず、本質的な課題を発見できるように

導入の背景
「収集」ではなく「分析」に時間を使いたい

 データを分析する場合に、その都度思い付きで各課から情報管理係へデータ抽出依頼されていました。または、自力でグラフを作成することが多かったです。
 結果としてデータを集めるところで終わってしまい、何も分析できていない状態が慢性化していました。議会での一般質問の対応においても、業務時間外に残業して急ぎでデータや資料をかき集めることが多かった、という課題がありました。

導入の決め手
住民情報データを視覚的に、複数見比べることができる

 RESASで取り扱う国勢調査等のデータはスパンが長く、求めているデータの粒度と合っていませんでした。そこで、より細かな住民情報データを簡単に確認できるものが必要でした。
 簡単にグラフで確認でき、複数のデータを見比べられるため、空いた時間を分析に活用できると感じました。

導入後の効果
職員の負担軽減とEBPMの浸透を両立できた

 分析用データ抽出を各課から依頼される件数が減ったため、作業負荷軽減につながっています。また、研究成果の一部として提供されているRESASviewer(RESASのデータをLGWAN端末で見られる)機能が使いやすく、これまで以上にRESASのデータを閲覧するようになりました。
 複数のデータを見比べることでより細かい気付きを得ることができ、より深く客観的にデータを分析できるようになりました。思い込みや経験則だけではないやり方なので、本質的な課題を発見できると思います。

今後期待すること
データに基づいた政策課題の”打ち手”抽出

 八女市の人口は、平成24年度から中山間部地域を中心に減少を続けています。市としての人口流出に歯止めがかかっておらず、過疎・高齢化が進んでいる状態です。データを分析し、定住促進の施策に繋げていきたいと考えています。
 住民の方々と共に地域課題を解決していくプラットフォームのベースとして活用するつもりです。
 今は庁内での内部利用が中心ですが、このデータ分析が最終的にオープンデータに繋がると考えています。将来的には民間企業や住民の方が、オープンデータを簡単に確認したり、利用したりできるようになることで、様々な関係者を巻き込んだ地域づくりの良い循環が生まれることを目指しています。

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