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観光客数では分からない“観光の実態”とは?

観光データを活用した持続可能な観光振興の取組

G市の観光担当課では毎月、「観光統計」として入域者数、観光客数、消費推計額などをホームページ上で公開しています。これらは空港や港湾など公共交通機関が集計した情報をもとに推計しているものですが、より深い分析をすることによって、観光客数や消費額の増加を図るための施策を打ちたいと考えていました。

そこでG市では観光DXアドバイザーとして、データ分析の専門家を委嘱し、地元のDMO、有力宿泊業者、商工会議所、公共交通機関などの代表から成る観光地経営戦略会議のメンバーに加えました。観光DXアドバイザーが最初に着手したのは、県が毎四半期実施している「観光統計実態調査」の分析でした。この調査は観光客の属性を詳細に調査しており、かつ年間の回収票数が毎年2万を超えるという強みがありました。県は毎年150頁以上の調査結果をホームページ上で公開しており、G市の観光課もそれを熟読していましたが、観光DXアドバイザーはそのロウデータ(匿名加工済)を過去分も含めて県から取り寄せ、独自の分析を始めました。

県の調査データには、観光客の居住地、性別、年代、世帯年収、職業といった属性情報、来訪回数、前回来訪時期、同行者、・・・・・

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https://lg-institute.gyoseiq.co.jp/blog/member/chief_40-2

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自治体事例集

小出篤
小出篤
昭和50年、千葉県生まれ。システムエンジニアとして住民情報システムの開発・導入、コンサルタントとして市区町村における情報システムの最適化・投資の適正化・人材育成・計画策定を経て、地方行政経営研究所 フェロー、合同会社情報政策リサーチ&コンサルティング パートナー、Code for Kanoya 代表、自治体のDXアドバイザーなどを務める。公共政策修士(MPP)、経営管理修士(MBA)。
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