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データ分析の主体を確保するには?大学を巻き込めた要因に迫る!



データ分析主体の確保方法および確保できたその理由

3.           分析主体はどのように確保すべきか
一定のデータが収集できることが確定すると、それらの分析を請け負う多様な主体が必要になります。形式上は請け負うという受動的な表現になるが、官民データ活用において分析目的を限定せずにデータが提供される場合は、それぞれの主体が自らの研究テーマを深掘りすることや自らの専門性を活かして貢献するために、能動的な取組姿勢が必須になります。分析目的を限定せずにデータを提供することは、データ収集の難易度を上げることになりかねません。データ提供者が「見えないリスク」を見込む可能性があるためです。しかしその一方で、それぞれの主体が自由に分析テーマを設定できるようにすることで、データ提供者が気付かなかった保有データの可能性を発見する機会につながる場合があります。滋賀データ活用LABでは大学、基礎自治体、民間企業が分析を請け負いましたが、ここでは大学と基礎自治体にその動機についてインタビューしました。
 
(1) データ分析を請け負う主体をどうやって募ったのか
観光・交通データの分析については請け負う主体を大学に限定し、健康データの分析については大学に限定しませんでした。これら対象者に対して働きかけを行った滋賀県総合企画部DX推進課の中後課長に聞きました。

■続きは以下のページから

https://lg-institute.gyoseiq.co.jp/blog/member/chief_23-2



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自治体事例集

小出篤
小出篤
昭和50年、千葉県生まれ。システムエンジニアとして住民情報システムの開発・導入、コンサルタントとして市区町村における情報システムの最適化・投資の適正化・人材育成・計画策定を経て、地方行政経営研究所 フェロー、合同会社情報政策リサーチ&コンサルティング パートナー、Code for Kanoya 代表、自治体のDXアドバイザーなどを務める。公共政策修士(MPP)、経営管理修士(MBA)。
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