【地方議会DX】宮崎市議会DXプロジェクト 市民参加スタート
宮崎市議会DXプロジェクトチーム(議長:鈴木一成)(以下、「宮崎市議会DXチーム」)は、株式会社飫肥社中(本社:宮崎県日南市、代表取締役:﨑田恭平)(以下、「飫肥社中」)とGcomホールディングス株式会社(本社:福岡県福岡市博多区、代表取締役:平石大助)(以下、「Gcom」)の3者で、「デジタル技術(DX)を使って市民と議会との距離をなくすこと」を目的に令和3年12月より実証実験を行ってきました。この中で開発したWebサービス「まちだん」を令和4年8月5日より運用開始しました。併せて、市民と議会の架け橋になり、一緒に盛り上げていただける、「宮崎市議会 DXアンバサダー」の委嘱式も執り行いました。
概要
宮崎市議会DXチームは、「議会DXで、市民との距離をゼロにできるか」をテーマにどのようなWebサービスやコンテンツが必要かを研究してきました。
市民はWebサービス「まちだん」(※1)を利用し、パソコンやスマートフォンから議員のプロフィールや活動を動画などで確認できるほか、議員とメッセージを直接やり取りすることができます。同サービスを利用して議員は市民へアンケートを取ることができ、“新しい様式”の意見収集が可能となります。この度、議会内での研究開発から市民参加のステップに移行します。それに伴って、一緒に盛り上げていただく、「宮崎市議会 DXアンバサダー」(※2)の委嘱式も開催しました。
(※1)議会と住民がつながるウェブサービス。詳細はURL参照「https://machidan-2nd.gcom-lab.com/」
(※2)中学生から社会人までの計19名
「https://machidan-2nd.gcom-lab.com/」
詳細
これまで、数十回の協議を重ねるとともに、市民と意見交換会も実施してきました。その中で感じた課題:「議会を身近に感じてもらうこと」を解決するため、①議会紹介、②まちの事業と議会の関わり、③高校生との意見交換会、などの動画を作成してきました。今回の市民参加開始のタイミングでこれらの動画を「まちだん」上で配信し、親しみやすい開かれた議会を目指します。
身近に感じてもらうことで、議会の役割を理解してもらい、市民がもっと意見を出せる場を作りたいと考えています。目標は「地方議会と住民が一体となってまちをつくり、住民の笑顔を増やすこと」です。
アンバサダーの概要
市民と議会の架け橋になり、一緒に盛り上げていただける、宮崎が好きな方!
活動内容
① 議会の役割を学ぶ
② 市民と議会の架け橋に
③ 知人へ紹介、SNS 等で情報発信
④ イベント参加
今後の予定
・アンバサダーとアンケートを作成
市民の方に聞きたいことをアンケート形式で作成。意見を集めて、活動の参考にします。
・議会報告会の配信
通常の議会報告会と併せて、動画で配信。活動の報告や、質疑応答にも対応。
・議会情報の充実
「まちだん」上で議会だよりや本会議スケジュールを配信。
※この他、イベントの開催や議会・議員情報を随時配信予定!
宮崎市議会DXプロジェクト発足の背景
年々、投票率や議員のなり手が不足するなど議会への関心が低下していました。その大きな原因の一つに、住民とのコミュニケーション不足があげられると考えました。特に、コロナ禍の影響で行動が制限される中、今までとは異なるアプローチで現状を打破する必要がありました。これを踏まえ、時代に即したコミュニケーションの確立によって「新しい議会」のカタチを作るべく、議長をリーダーにプロジェクトチームを発足しました。